就寝中の歯ぎしり防止にはマウスピースがおすすめ

眠っている間に歯ぎしりをしている人の数というのは比較的多く、大人では約10人に1人がこの症状にかかっていると言われています。
しかし、就寝中のために自分では分からないことがほとんどで、家族などに指摘されて初めて自分が歯ぎしりをしていたということに気づくことになります。
症状が続くと、ひどい人では睡眠障害や慢性の肩こり、顎関節症などに悩まされる場合もあり、早期対応をすることが大切です。

歯ぎしりにはいくつかのタイプがあり、人によって症状も違います。
まず、歯を噛み締めながら左右に強くこすり合わせるタイプのものがあり、これはグラインディングと言われています。
上の歯と下の歯を強く?合わせるタイプのものもあり、こちらはクレンチングと呼ばれるものです。
また、歯をカチカチと鳴らすタッピングと呼ばれるタイプのものもあります。

就寝中に歯ぎしりをしている人は、起きた後にも様々な症状が残っている場合があります。
たとえば朝起きたときに顎が痛かったり、前歯が大きい人だと歯のぐらつきなどを感じたりします。
起床時にこういった顎の痛みや歯痛などの症状がある方は、就寝中の歯ぎしりについても疑ってみるべきでしょう。
歯ぎしりをしていると睡眠時無呼吸症候群にもかかりやすく、いびきなどを併発していることもあります。

原因はよく分かっていないため、就寝中の症状そのものを防ぐことは難しいと言えますが、歯ぎしり防止用のマウスピースを装着することで歯の磨り減りや睡眠障害などは防ぐことができます。
このマウスピースはスプリントとも呼ばれ、シリコンやエストラマーなどの樹脂素材で出来ています。
透明なのであまり目立たず、就寝中も違和感なく装着しておくことができます。

マウスピースのなかには市販されているものもありますが、歯の形に合っていないと逆に症状を悪化させてしまうこともあります。
歯医者さんであれば、自分の歯の形に合ったものを作ってもらえるため、より安全性が高くなっています。
マウスピースを作成するには、歯医者さんで歯型を取ってもらった後、約1~2週間ほどで出来上がります。
お手入れについても、歯ブラシなどで水洗いするだけと意外と簡単です。

マウスピースを装着した効果としては、顎の筋肉や関節への負担が減らせるためにリラックスして眠れるようになります。
また、朝起きたときの頭重や肩こりなどの症状も緩和できます。
歯ぎしりによる歯の磨り減りや睡眠不足によるストレスなどが気になっている人は、出来れば歯医者さんで早期対応をしてもらい、自分専用のマウスピースを作ってもらうと良いでしょう。